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そして――――
「美帆ちゃん、なんてどうです?
年も近いのではないですかぁ?」
おばちゃんは、とんでもないこと口にした。
だけど…
「そうですね。光栄ですね…僕は…」
聞こえて思わず布団から顔を出した。
一瞬、驚いた顔をしたけど、ニコッと笑みを見せてくれて、『後で呼びにきます』と回診は終わった。
「見込み、ありそうね…美帆ちゃん」
その日は、昨日と違ってテンションが高かった。
・・・・・・・・・
お昼前にはギブスも外れ、半分、固定になった。
リハビリが始まることになった。
・・・でも
半分嬉しくて、半分は残念な気分でもある。
入院生活が終わってしまえば、彼に会えなくなってしまうから…
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