第3章

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そして―――― 「美帆ちゃん、なんてどうです? 年も近いのではないですかぁ?」 おばちゃんは、とんでもないこと口にした。 だけど… 「そうですね。光栄ですね…僕は…」 聞こえて思わず布団から顔を出した。 一瞬、驚いた顔をしたけど、ニコッと笑みを見せてくれて、『後で呼びにきます』と回診は終わった。 「見込み、ありそうね…美帆ちゃん」 その日は、昨日と違ってテンションが高かった。 ・・・・・・・・・ お昼前にはギブスも外れ、半分、固定になった。 リハビリが始まることになった。 ・・・でも 半分嬉しくて、半分は残念な気分でもある。 入院生活が終わってしまえば、彼に会えなくなってしまうから…
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