第3章

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毎日、病室に来ては『どうですか?』と言ってくれる。 傍にいたい。 近づきたい。 欲ばかりが浮かぶ。 「もしかして、あの先生が好きなの?」 おばさんに聞かれて……。 コクンと頷いた。 「独身かも、彼女がいるかも、わからないけど… 私の一目惚れなんです……」 「そう、想いが伝わるといいわね」 ニコッと微笑んだ。 診察が済むと私達は院内を散策。 おばさんは、ゆっくりと車椅子を押してくれる。 『先生、今夜、お食事にいきませんかぁ…』 甘えた声で、言い寄る看護師の姿と声が……
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