第3章

3/11
前へ
/11ページ
次へ
『うーん。そうだねぇ…』 やめて、誘いに乗らないで… ・・・お願い!! 『気になる患者もいるから…』 ホッとした。 彼が看護師の誘いに乗らなくて… 『えぇ、また、ダメなんですかぁ…?』 それでも諦めてないみたいだ。 何度も誘ってるのだとわかる。 ハァッと小さなため息をつく。 「あんなの気にしちゃダメよ…」 声をかけてくれるけど――― 今までは、告白されて付き合って、フラれて来て自信がない。 中庭に向かい、ベンチに腰掛けて、今の気持ちを話した。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

26人が本棚に入れています
本棚に追加