第3章

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・・・・・・・・・ ・・・・・・ ・・・ 黙って聞いてくれたおばさん。 担当医は凄く忙しいのは知ってる。 だから、彼には迷惑をかけたくないことも… 告白して、気まずくなるのも嫌なこと。 だけど、言い寄られる姿や耳にするのも耐えられないこと。 笑みを誰にも向けて欲しくないこと。 嫉妬してしまう自分が情けないと思うことなど… 「みっともなくもないし、情けなくもないわよ… 自分だけ見て欲しいって思うのは当然だもの……」 「でも…」 「ねぇ、彼に…北山先生に確かめてみたら?」 えぇ、確かめる!?そんなの出来ないよ……
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