第3章

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志保と暮らしている。 両親は他界していて、家族は2人きり。 「お兄ちゃんって、夜勤明けじゃなかったの?」 「あぁ、急患でね。オペがあったから…」 「まぁいいけど、身体には気をつけてよ…」 「あぁ」 “彼女でも出来れば安心なのに”と呟いた事は聞かなかったことにした。 「お前は、いるのか?彼氏」 「当たり前じゃない。お兄ちゃんがいないのに、私が犠牲になって…」 ブツブツ文句も言われた。 「悪いな。勝手にしてもいいんだぞ」 俺のことほっといても… 俺は構わない。 「彼氏が、それじゃあ、気にするの…」 これ以上言っても無駄出し、疲れてるから終わらせた。
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