2人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ
「隣町から引っ越してきました。よろしくおねがいします。」
お辞儀をし顔を上げた時、目があった。
血色のいい顔はほんのり…、赤くなった……?
席は斜め前になった。
授業中教科書を見せてあげている前のやつにちょっと苛立った。
でも、それよりも一生懸命ノートをとっているあいつの方が気になって可愛いなぁとか思いながら眺めてた。
昼休み。
「あっ…の、一緒にご飯食べてもいいかな…?」
あいつから俺に話しかけてきた。
「おぉ、いいよ。」
「ありがと!あっじゃあ僕、外で食べたいかも」
「んー、じゃあ中庭いくか?」
「うん!」
最初キョドりながら誘ってきた割にOKを出したら途端にしっぽを振った犬みたいにはしゃぐ。
ほんと可愛いやつだな。
中庭は珍しく人がいなかった。
最初のコメントを投稿しよう!