0人が本棚に入れています
本棚に追加
「プ、プロデューサー……笑わないで下さいよ~……」
「ごめんごめん……でも、こうやって雪歩と二人で話ができて良かったよ」
「そ、そうですか……?」
「ああ。こういう機会がなかったら、雪歩の緊張を解いてあげることもできなかったし、何より自分がプロデュースしている娘と親睦を深められなかっただろうしさ」
一郎は立ち上がって、雪歩を見る。
「雪歩。ふつつかなプロデューサーだけれど、これからもよろしく」
「あ……こ、こちらこそ、よろしくお願いしますぅ……」
お互いに礼をする二人。そこへ、
「すみませーん、遅れましたー!」
と、春香が息を切らせながら応接室に入ってきた。
最初のコメントを投稿しよう!