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ジリリリリリリ!!!!!
目覚ましの轟音が俺の寝ぼけた頭の中を激しく掻き回してくる。
そんなやつはこうだ!!
ダンッ!!
「い”!!?」
朝から目覚ましを思い切り叩くのはよくないから、良い子の皆は真似しちゃ駄目だぞ☆
「ふあぁぁ……いてて」
僕の名前は桜木 誉(さくらぎ ほまれ)
今日から、宮寺野高校の3年生。
特に入っている部活も委員会も無し。
バイトをしながら一人暮らし真っ最中である。
誉「今日は晴れか…」
毎朝の日課。
テレビをつけて朝ごはんを食べながら天気予報を見る。
誉「んー…。一応、折り畳み傘持って行っとこ」
念には念をね。
そして、これも日課
誉「母さん、行ってきます」
仏壇に手を合わせて目を閉じる。
早く行かないと遅刻するよ!とでも言ってそうな写真を見てから、もう一度「行ってきます」と呟いた。
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