再開

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僕の通う都立宮寺野高校は創立7年と新しく、生徒の数は450人。 文武両道を校訓にし、部活動にも勉学にも勤しむ活気溢れる学校だったりする。 この学校に入学したのは家が近かったからと、僕の勉強の出来具合で一番上の学校だったからである。 「おいおい、朝から何ぶつくさ言ってんだよ」 誉「うるせぇ」 コイツは間宮 圭(まみや けい) 僕の中学校からの親友。 一緒に遊んで馬鹿騒ぎする仲である。 「間宮、そっとしといてやれ。学校が嫌で頭が腐ったんだろ」 誉「黙れメガネ」 その横にいるのは一ノ瀬 翔(いちのせ しょう) コイツは高校からの親友で、世に言うイケメンというヤツだ。 毎日の様に女の子達にキャーキャー言われても無表情のすけこまし野郎だバーカバーカ。 翔「……ふっ」 コイツ!! 人の心読んだ挙句、鼻で笑いやがった!! 余計に腹立つは、その顔!! 他愛もない会話を歩きながらすること15分。 我が母校に到着。 僕ら3人は同じクラスなので、教室までは基本この3人。 席はバラバラで、荷物を置いたあとは圭が俺の所に来るくらい。 翔はというと… 「一ノ瀬くんおはよぉ!」 「一ノ瀬くーん!!」 「キャァァァア!!」 といった感じである。 とりあえず、死んじまえ☆
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