第1章

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当時明治は363キロカロリー、ガーナは337キロカロリー、森永は340キロカロリーとあって普段の茶飯を食うよか、だいぶ腹になった。その上外国の輸入品ということもあって、領のある地主の子らに受けた。だが、子供は子供だ。 買えなかった子は「ふ」だの、松ぼっくりだのを木板のデスクに置いてドングリだのやれ、泥だんごだのを法外な値段で領持ちの子らに売りさばいていたのを通りかかった竹下が覗いたというわけだ。 「え、おじいさん、だれぇ?」 「僕ら、この泥だんごに葉っぱをお金の代わりにして商売してたんだ。」 「みて、これが、くもの巣を集めてきた糸でこれは、7銭、こっちの、松が、2円、どんぐりが、1円と50銭。」 これに、デスクごとまるめて、商いをしてくれる引継ぎを見つけてくるのが僕の仕事なんた」.8つの少年野球チームリーグを占有をしていた資衣(出雲資衣)はこうも言付けを預かっていた。 そもそも、魚を食らうところでやめておけと託を言い放った。
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