第1章

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サングラス「遥をもってやってやれないか。一般人さ。だけど、そんな普通の子がいてもいいんじゃないか。」 なぜっておれらには恋愛の仕方が違う。手法も合わない、シチュエーションも違うんだ。そりゃ似たような恋愛はこのご時勢あるかもしれない。 だけど、冬、スキーにでもいかないか。そこで決める」 サンタクロースは来るんだ。それを信じてたっていいじゃないか。 今、冬、12月ではDecember Dancingといわれている。イブの日、杏をスキー上で龍から離すことにする。そこでグラサンは龍と遥に気持ちを土壇場で聞いてもらうことにする。来週だ。ブッキングできるか?タク。 ああ、できるが、龍がなんていうか。あいつの気持ちはどこでも生きていけるエリートとして国犯からヘッドハンティングを受けている。それも遥は知らないはずだ。最初から結びつかない恋だったんだよ。厳しいこというけど。 だったら、なんでこの三角関係の取り合いをスキー上でさせるのさ。だが、いい。スキーにはみんなで行こう。卒業の思い出にもなる。悲しい恋にはしたくないのはわかる。 蔵王にブッキングが取れた。ネットでポンだ。おれらの将来についても話しておきたい。龍はアメリカに飛ぶ。その前に杏と結婚を前提に付きあわせる。そう龍も考えていたのかもしれない。
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