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「わっけわかんねえ。もう、この人の話なんか聞く必要ねえよ、兄貴。
ホラ、頼むんなら俺に頼みな?イカせてください、くらい言ってみ?上手に頼めたら痛くしねえかもよ。俺だけ見てろって」
「い、や・・・痛、や、やだやだやだあああ・・・ッ」
ミリミリ・・・と音をたてて、湯田先生の先端が、無理やり俺の入り口をこじ開けようとしてくる。
一度も経験のないそこに、突然、おもむろに。
痛みと恐怖で一斉に鳥肌がたち、ガチガチに力の入った身体は、到底何かを受け入れる準備など出来ていないのに。
「・・・いいな、コレ」
荒く息を吐き出しながら、湯田先生はあくまでねじ込むつもりだ。
じわり、と額に脂汗が浮かぶ。
怖い、怖い、怖い・・・。
「も・・・やだ!!止めろよ、絶対エ許さねえ。ヤったら速攻警察に駆け込んで、学園ごと告発してやる!!」
「そ、かよ。好きにしろ。あー、キチ。でも・・・もうすぐ入るぜ?」
「うああああッ!!高見先生、アンタはマジで何やってんだよ。俺のこと、好きとか言ってただろうが!!好きな奴の尻が壊されてもいいのかよ!!
あんな学校辞めてやる、マンションも引き払うし、九州の田舎に帰ってやる!!
テメエが今録画してるスマホも、あとでバッキバキに割って、ブッ壊してやるからな!!つーか、テメエの尻にもナスとかキュウリとか突っ込んでやるからな!?絶対テメエの部屋にも忍び込んで、今まで散々録音とかしてきたんだろーデータとか絶対エ見つけ出して、滅茶苦茶にしてやるからな??」
「ウルセエなあ、オラ、ケツに集中しろ」
「ああああ・・・ッ」
体中を引き裂くような、強烈な痛み。
グイグイと内壁を抉るように、湯田先生が中に入ってくる。
反射的に、一気に涙が零れ落ちる。
(嘘だろ。マジで俺、男と、こんな・・・)
と、そのとき。
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