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呼び出された為校舎裏...ではなく、もちろんおばさんのいる場所へと向かう。
早速店内へと入ると
「あ、お久し振りにゃー」
「おひさー」
カヤとアイ...そして、尻尾だけ隠れ切れてない黒猫さんが居た。黒猫さんは...まあ、ノワールだろうな。
「何してるんだ?」
珍しいメンツにが集まっている為訊ねると
「おばさんに呼ばれた」
カヤが教えてくれた。ふむ...呼び出されたのはあの事だと思ったが違うのか?それとも、たまたま時間が被っただけ?
...ちょーっと嫌な予感がするな。
「そうか...で、そこの尻尾は?」
机の下に隠れているであろう黒猫の尻尾を指差して聞くと、
「ノワールだにゃ」
今度はアイが答える。うむ、それは分かっておるぞよ?
「隠れてる理由は?」
俺が聞きたい事と返答が違ったので、質問の仕方を変えて訊ねる。
「...バカにゃ。それか、ただの鬼畜にゃ」
蔑みの視線を向けて来る。そして、アイがこういった反応を見せるという事は...
「まだ恥ずかしがってるのか...」
あれから多少時間は経っているのに、まだ照れてたり出来るらしい...ここまでくると、純粋なのか妄想力が逞しいのか良く分からんな。
因みに、あれから一度もノワールとは会っていなかった。正確に言うと、普段常駐気味のノワールが一切来なかったからなんだが...おかげで仕事が捗りましたとも。ありがとうございました。
「で、その手に持ってるのは何にゃ?」
何故か持って来ていたアイとノワールのヌイグルミを見て疑問符を浮かべている。
「ヌイグルミだな」
なので、親切心から答えてあげたのに
「それは見たらわかるにゃ。バカにゃん」
馬鹿にしてきます。コイツ、結構口悪いな...
「...暇潰しで作ったんだ。いるか?」
どうしてくれようか少し考えたが、一々年下に突っかかるのも大人気ないので堪えることにする。
「貰っていいにゃ?」
聞くと、確認してくるので程度の低いお返しをしよう。
「ダメなら言わないにゃ。バカにゃ?」
しかも、言葉を真似して。
「...それもそうにゃ」
馬鹿な!特に反応が無いだと!?くっ...コイツ、俺より寛容じゃないか...
はい、俺の心の狭さが証明された瞬間ですね。悲しんす...
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