第二章 今更王道的展開とか...帰ってくれないか?

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「ううん、皆で行ってきて?」 俺の考えてる事を、理解した上でそんな事を告げる。 ...って、え皆? 「皆とは?」 てっきり、店主+俺+このメンツで行けと言われるかと思ったのだが...皆って何処から何処までなんだ?そう思い聞くと、少しニヤッと笑い 「お兄さん+このメンツ+オウサカ姉妹+ダラス君+あの人。これで皆よー」 オバサンの考える皆の名前を言う。そして思う...それ、調査じゃなくて旅行の間違いでは? と。つか、ユズハ達はまだ分かる。ここにいるメンツ連れて行ったら、もう調査どころじゃなくなりそうだよな? 「...それ、マジで言ってます?」 真偽の程を確かめると、 「マジよー?」 偽ではなく、真の様だ。 「...日程は?」 日程により、俺が大変な日数が変わるので諦め気味に聞くと、 「二泊三日を、予定しているわね」 思いの外長かった。全部で何人だ...えっと、八人?で、二泊三日とな? 「金結構かかりますよね?」 余裕で二桁は突破して、程度にも依るがウチの服三着分位は余裕で飛びそうだな... 「でも、大した額じゃないわよね」 本当は嫌だが、俺の金から半分位だそうと思い言うとあっさりとした返事が返ってくる。 大した額じゃないって...それくらい有ればひと月は余裕で生活出来るんだがな...それともこの人、俺が思ってるより金持ってんのか?もしくは計算出来ない馬鹿の、どちらかだが...後者は絶対無さそうだ。この人ズル賢いし。 以上の事から多分金持ちだが...謎が増えたな。
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