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「本当に何も覚えてないんだね‥‥」
俺は、素直に頷いた。
「そっか‥‥」
美樹は黙り込み、下を向いた。
「俺は記憶を取り戻したい。だから、それを手伝ってくれないか?」
すると美樹は顔をあげ、笑顔で了承してくれた。
懐かしい場所を巡ろう、という話になり、まずは小学校へ行くことになった。
「あ、そうだ。小学校へ行く前に家に寄っていい?」
特に断る理由はない。
「うん、いいよ」
「じゃあ、出発!」
その声とともに俺らは歩き出した。
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