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美樹の家へ着くと、家の前で待つように言われた。
数分後、美樹が出てくると、パンツに着替えたようだった。
「ゆう君、手、だして?」
言われた通りに手を広げると、その上にキーホルダーが置かれた。
「これは?」
「ゆう君にあげる。お守りみたいな感じかな!早く思い出せますようにって」
「おお、ありがとう」
礼を告げると、美樹は嬉しそうに笑った。
キーホルダーをポケットにしまい、小学校に向かい歩きはじめた。
小学校につくと、古めかしい木造建築の校舎が建っていて、夏休みだからか校門が閉まっていた。
校門をよじ登り、校舎内に入り、様々な教室をまわった。その間、美樹は幼少期の話をしていてくれた。
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