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目を覚ますと隣に暁の姿はなかった
学校…行ったんだ
学生なんだから当たり前だ
わかってる
頭の中では理解してる
それでもキューっと胸を締め付けられてるような痛みに襲われる
ガチャッ
「っどうした立夏
何処か痛いのか?」
目を見開いて俺の元へ駆け寄ってくる暁
いた……ちゃんと俺の近くに…
「暁…暁……」
強く強く暁を抱き締めた
今までこんなことをしたことない
暁が手を繋ごうと言ってきたり抱き締めてきたら恥ずかしいと言って振り払ってきた
でも今日は…今はこうさせてほしい
「立夏?」
「大丈夫…あと少しだけ…」
そう言って強く抱きついた
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