第3章

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そんな彼はタバコを吸わないから、間違っても木のオブジェで仕切られた喫煙席には来ないであろう。   しかも無類のコーヒー党の彼はこういうチェーン店でのコーヒーなんか飲みに来ない。 一杯1,000円するコーヒーとか路地裏にある隠れ家的なお店を選んでいた。 私も何度か連れて行ってもらったことがあった。 砂糖とミルクで味を消してしまって、いつも飲んでいるコーヒーと何ら変わらないといった印象だった。
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