第4章

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そういえば最後に彼とデートした時に入った喫茶店も、ここのチェーン店だった。 外は真夏日で暑くてとりあえず入ったカフェだった。 そのお店の喧騒に彼は眉をしかめ、目の前にあるコーヒーをじっと見つめているだけだった。   私が目の前にいるのに、何もしゃべらずにただ黙っていた。ただただ黙っていた。   もうその頃からギクシャクしてたっけ、私たち。
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