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「One of a while ago when I failed・・・.
(さすがに、マズかったかな・・・)」
閉めた扉の向こうで、呟いてみる。が、今更あれこれ後悔しても、もう遅いだろう。
正直、自分でもなぜあんな行動に出てしまったのか分からない、というのが本当のところだ。
思わず口元を押さえて、溜め息を吐く。
「やれやれ」
自分がこんな行動を起こしてしまったという事態に苦笑いをしながら階段を降りていく。
どちらにせよ、これで自分が彼女に対して抱えていた正体不明な感情の正体は分かった。
「さてと」
そう言って、胸元のポケットから眼鏡を取り出す。それを無事装着すると、立ち止まって彼女を残した屋上へと続く扉を眺めた。
覚悟、しててくださいね
内心そう呟くと、踵を返して救命センターへと歩を進める。
待ち構えているのは激務であるが、心なしか足取りは軽かった。
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