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高校生の頃、興味本位で穴をあちこちに開けた。
耳にピアスは誰でもやっていたけれど、拡張するために専門店に通っているうちにやってみたくなったのだ。
まずはネイブル(上位置)。次にインバースネイブル(下位置)。
太いストレートのピアスを通したくて。
「あ、でも意外と舌は痛くないんだぜ？」
「こっち？」
インバースのピアスを引張られて、日本語って面倒臭いなっておもう。
「そっちのシタじゃなくて、ベロのほう、だよ」
キスの先にある前歯を舐めて誇示してみた。
「そんなとこにもピアスしてんのか？」
ゴクッと拓也のノドがなる。
「あ～…引いた？もうあんまりしてないけど、コッチもふたつ縦にあるよ。」
舌先と中央、1.5cmの間隔をあけてのセンタータン。
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