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「初めてだろうから小さいのから慣らしていこーな」
「ちょ…あ、え？・・・・もしかして俺が「女」になんの、か…？」
「そりゃ、そーだろ？」
「待て！それは納得するわけねーだろがっ！」
「なんで？俺、嫌だよ。そんな顔も知らない女に突っ込んでたようなの突っ込まれたくねーもん」
「おま、おまえっ！」
「ちゃんと「付き合う」なら、渉も俺の“お願い”聞けよ。
一方的なのはフェアじゃない。」
それは…つまり、最初に「セックスできるようになるまでは付き合わない」っていう”お願い”を聞き入れてやったんだからってことか？？
「ちょっと！待てっ！
俺がそーいうこと言ったのは、お互いにまだ相手がいたから、その時間稼ぎのためでっ」
「まだ、別れてないってか？ん。でもお前のはそもそも付き合ってたわけじゃねーんだし、いいだろ？」
その尊大な言い方にカッとなる。
「俺は、な！でもお前はどーなんだよ！？
真希とまだ別れてもないクセに途中乗換えみたいな真似するなっ」
グロテスクな代物を叩き落し声も荒げる。
フェアじゃないっていうなら、そっちこそ「ちゃんと」しろよ！
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