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振動するヤツでそんなところを撫でないでほしい。
耐えてやり過ごそうにも、際限なく追ってくる痺れに堪えられずに壁に倒れこむ。
「ごめ…ダメ……無理ィ…っ」
痺れるだけでは足りなくなってくる欲求。
膝に力も入らない。
「手、動かして…」
懇願して「もっと」を強請る。
拘束なんてされてなかったら自分でどうにかコントロールできるのに、歯痒さに身悶える。
「早すぎるだろ。もう少し楽しもうぜ」
「だ…って、う、…もう、…もう」
だらしなく広げられた間に重なってくる身体の圧迫も、期待になって。
「ひとりでテンパるなよ。一緒に、な?」
宥められても、焦れったくって余裕がない。
「も…おねがいっ!いっかいでいいから…っ!」
「しょーがねぇなぁ。」
ローションで湿る手の中で熱は最高潮に高められた。
「っあー…ィッ!」
知らなかったし、知りたくなかった。
潤滑を借りた男の手が女の体内よりも
ネットリ絡む的確な快感を生むなんて。
、
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