ふたりのじかん

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大体にして約束が違う。 突き出す尻から出ているのはコンドームの端とコードだけ。 下腹の内側から振動して襞肉を解すローター。 「ン、んッン!」 不慣れな箇所で快感を得るにはまだ未熟で、 辱めに耐えて口内で質量も増す雄に首を振って奉仕する。 「ふ…ッ!」 「…ンむぅ」 後頭部を押さえ込まれ咽奥に放たれた体液は、殆ど飲み込んでしまってから残りが唇端から涎といっしょにシーツに落ちる。 「ほら、ティッシュ。」 すぐに口を拭ってくれるのは優しい。 でも、その後は絶対キスしないし、俺のは舐めない。 舐めさせるくせに、舐めたくはないんだと。 「俺も、…もうイキたい」 「ここ?」 意地悪く 触って開放して欲しい場所を通り過ぎて 緩んだ穴を弄っては中のモノを出し入れして遊ぶくせに、中には自分のを入れようとはしない。 だから拘束されてる自分の手で擦って放つ。 、
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