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そこまで言っても、「棄てる」と決めた拓也は頑固だった。
(まぁ、本人がそう決めちゃったなら仕方ないけどさぁ…)
大袋2つになってしまったモノに、ため息がでる。
「拓、俺いまから買い物行くよ。
何か買って来てほしいのある?」
「買い物?なんで?」
「あーのなー、俺が居るときにしかできないんだぞ?
自分で買い物に出てる間にまた何かあったらそれこそ気分悪いだろ?」
「あぁ、確かに。そっか…」
「で、どうする?
俺車だし大量買いも大丈夫だけど。」
「あ、じゃあ支払いはコレで。
買うものは任せる」
渡されたのはクレジットカード。
いや、いくらなんでも不用意すぎるだろ、っておもいながらも本人テンパってんだろうなと黙っておいた。
ちょっと遠いけれど深夜営業もしているピンクな看板のスーパーへと向かう。
そこで米と当分のインスタント食品をこれでもかとカゴにつぎ込み、ついでに弁当とお菓子とビールも買った。
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