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(なら…やっぱり拓が寝惚けてやったんじゃねーのかな?)
本人否定するから言いづらいけど、
何日も寝ないでいたら記憶になくても変なテンションにはなっちゃいそうだし。
「これから暫くは家から出る予定もないし、大丈夫だとはおもうけどな」
「そうなんだ。え、でも打ち合わせとかはどうするんだよ?」
「基本はメールだし。
顔見せも滅多にねーけど…流石に家に居てもチェーンはかけとくかな」
「え、じゃぁ、俺が入れねー…」
「電話しろよ。メール予告もしといてくれたら開けておくし」
「それしかねーか。」
「来週も休みは帰ってくるんだろ?」
「ん、その予定。」
「なんかいーな。こういうの付き合ってるっぽくって。」
「あ~…そうですね?」
若干、ムカッとした。
「っぽく」じゃなくする方法もありますよ?
…忘れてるんか?
「付き合うかどうかは、拓がしか決められないしなー」
「俺?」
「そりゃ、そうだろ。
…だって俺たちまだセックスしてねーもん。」
ビールの缶を取り、ベッドの縁に勢いよく背中を預けた。
「ホモは挿れなくてもセックスになるらしーけど、俺は入れなきゃセックスじゃないっておもうし」
自分が予想外にオーラルも抵抗無かったことをおもえば、アレはアレで悪くはない。
・・・が。
オモチャ突っ込むくらいなら、拓也のモノのほうがいい。
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