かわいそうがり

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「なら、なんであんなに忙しいンだよ?それって変じゃん。」 「あーっと…」 他にも、急に空いた紙面を埋める為に記事を書くから締め切りがものすごく短かったり、突然だったりするらしい。 しかし、そういうものは本になったりどうにかなるようなものではないから、原稿料は一回きり。 それでも数をこなせば単純に、働くよりも収入は増えた上に編集者から重宝され元々の仕事を辞めてしまうまでになったらしい。 「断ると仕事回してもらえなくなるの判ってたから、いつの間にかってカンジ。」 「でも、稼げてるならいいんじゃねーの?」 「そりゃそーだ。」 (…なんだ?てっきり俺は、コッチのほうが好きで仕事辞めたんだとおもってたのに。) 、
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