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「どうした急に」
「や、なんか…シたくなった。」
ベッドの下、エッチな道具の詰った箱を引き出し自ら拘束具と必用なモノを枕元に置きキスをした。
濃厚な熱を帯びた湿った唇を離すと、まだベッドにも上がっていないのに腹の底に熱が鬱屈している。
「なんか最近…俺、ヤバイかも」
「ん?」
普通のキスとは違って何かのスイッチが入った拓も、俺の体を抱き寄せて胸を弄っていた。
「…ぁ、っ」
まだ突起もないシャツの上から迷いなくソコを探しあて円を描くように刺激されて声に詰る。
「こら、まだ話の途中だろ?で、なんだよ?」
「ぁ、っは、…だから、なんだろ。最近、俺、犬みたいになってる」
意識はもうソッチに集中して頭が回らなくなってきた。
血が集中する、というか、皮膚が胸先に集まっていくカンジがしてそれで固くなるんじゃないのかなって。
拓也の指間でシコリになってく。
「犬?おまえが?」
「ん、うん…パブロフの、犬。」
「条件反射の?」
「そう。なんか…手錠見ただけで、勃ちそうになるというか」
「へぇ…?そんなに縛られたい?」
「わかんねー、ケド、…嫌じゃない。」
だから、パブロフの犬。
きっと条件反射。
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