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「ねぇねぇ、今日のBBQってさ、誰が主催なんだっけ?」
「えーっと、確か…迫田君の友達のお姉さんが、だっけ?」
乾杯もソコソコに今日の一次会だったBBQの情報交換をし始めたのは、敦子(あこ)と美南(みい)。
それから私(真希)と晴香の四人は、大学からの同級生。
「迫田くんがまずわっかんないな~。ね、真希は知ってる?」
「ウーン。多分、友達のお姉さんって由美子さんだったとおもうンだけど…どうだったっけ??」
みいが誘われて参加したBBQは、私の知り合いが主催側だったこともあって仲の良い友達の晴香とあこも呼んでいた。
人数が多いほうが楽しいから、といわれていってみたら、それはもう本当に大人数で。
「ってかさ~、聞いてたより人数多くなかった?」
「あ、そうなんだ?
いや~、でもまさかあれだけ人数居てだぁれも声かけてこなかったよねー」
由美子さんに一応挨拶はできたけれど、関係性もバラバラな中でのイベントでは友人と固まってるしかなかった。
「うっそだぁ!話くらいはしてたじゃん~」
「そりゃ、グーループっていうか、同じ網の前では話はしたけどー」
「わかる!番号なんて聞かれなかった!」
「えー、私は聞かれたけどぉ?」
「ほー、で?じゃぁなんでいまここにいるんでーすかー?」
「だってー、チャラそうだったんだもーん。
ほらこれ、見てよー」
みいが出したスマホの画面に浮かぶ吹き出しをみんなで覗き込む。
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