529人が本棚に入れています
本棚に追加
笑って今夜の収穫の無さをネタにアルコールを摂取。
「はぁ、イイ男いないかなー?誰か紹介してよー」
誰に言うでもなく愚痴る晴香に
「まー、そんなに焦らなくてもいいじゃん」
「そうそう。別れたばっかなんて出会いより未練の方があるしさぁ」
最近になって半年も付き合った彼と別れたばかりの晴香をみんなで慰める。
「でもそう考えたらさ、マアの彼って理想だよね」
「えっ私ィ~?」
「そうだよね、うん。」
あこ「うんうん!」
「そう、かな~?普通だとおもうけど」
付き合って三年になる彼氏、拓也を思い浮かべてみる。
大人しくて真面目で優しい、そんな人だ。
「背高いよね!」
「しかもIT系でしょ、仕事!将来有望~!」
「や、いやいやっ!
確かに背は高いけど、将来有望とかじゃないし。
逆に「それってブラックなんじゃない?」ってレベルで働かされてるしっ」
「えーでもぉ、ライターとかもやってるんでしょ?
雑誌のコラム書いたりしてるって前にいってたじゃん」
「それも、そのせいで全然デートとかしてくれなくなっちゃったし!」
突然褒められて照れと焦りでテンパる。
、
最初のコメントを投稿しよう!