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だけど、『遊び人』宣言をしていたカレ。
それでも最初の頃は、まだ希望をもっていた。
私の他に女の影を見つけても
「いつか」別れるはず。
「いつか」私だけを見てくれるはず。
「いつか」“彼氏”になってくれるはず。
でも、そんな「いつか」を待ってることに疑問と不安を覚え、耐えられなくなった頃に、
…いまの彼氏、拓也と出会って救われた。
イイカゲンなくせにマメな男に振り回されて
自分を惨めにおもったり、可哀相だと他人事みたいに開き直っていた情緒不安定な時期、拓也のさりげない優しさに癒された。
『こんな人が彼氏だったら、きっと幸せになれるはず。』
そうおもってからの行動は早かった。
渉への気持ちは横に置いて猛アプローチをして勝ち取った「安定」。
、
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