ヒロイン失脚

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現実的に考えて、もしも今、いや明日にでも私が婚約したと仮定しても、 結婚式は挙げたいし、その準備き期間だってあるわけで。 それから妊娠して、子供を生むとなれば…20代ギリギリ。 スムーズにいっても、それだけ時間が掛かる。 「マアは、どっちの子ども生みたい?」 「そりゃぁ、…彼氏の。」 「なにその間。」 「だって…父親は必要だもん。」 「え~?それじゃ、まるでカレとの子はシングルマザーになるって決めつけてるじゃんっ」 「そうとしか考えられなくない? もし、結婚したとしても、安心なんて程遠いって」 「よくそれで好きでいられるよねー」 「なんでかは、自分でもわかんなくなってきてるよ…」 今更ながら、なんて最低な男を好きになってしまったんだとおもう。 「ドンマイっ!」 「ありがとー」 慰められた後は、朝まで飲み明かそう!と勢いづいた。 、
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