ヒロイン失脚

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行き慣れたホテルで先にシャワーを浴る。 そしていよいよだと、気合を入れた。 今夜の目的はホテルデート、なんかじゃない。 渉の気持ちを確かめたい、…っていうのと、すこし最近の不安を聞いて欲しかった。 きっとあこに言えば心配される。 彼女にこれ以上の心配をかけたくない。 そんなおもいもあった。 「シャワーあいたよ~。 なに、メールしてるの?誰?」 「おう。拓也から。」 心臓が跳ねた。 「…えっ」 耳を疑った。 なんで、どうしてこの状況で、そんな普通な顔して彼氏にメールするの? 、
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