性悪。

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無駄にプライドの高い、女々しい発想に、おもわず真顔になる。 「なんで…?」 腕を振り解かれて茫然としてる顔がサカナみたいだった。 この展開は、別で予想していた最悪パターンの筋書き通り。 …なんというか、予想通り過ぎて、ちょっと驚いた。 (…やっぱり、バカ女。) 「当たり前じゃん。いまさら、俺にどうしてほしいわけ?」 「…どうって」 「真希が先に俺の事、振っただろ。ホテルで、って…覚えてない?」 「あれはっ…そういう意味じゃなかったもん!」 「ふ…っ。ま、いーけどさ。 でも、だからって今更そんなこと言われても、うんっていえるわけないじゃん。 俺のことバカにしてんの?」 視線の先の景色は色をなくす。 、
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