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メシを食い終わると拓はベッドに横になり、欠伸をした。
「そいや寝てねーんだっけ？電気消す？」
「ん、ダイジョウブ。つづき気になるし」
「もう何回も見たろ？」
「好きだからBOXも買うし何度見たって面白いンじゃねーか。わかってないな」
「…オタクだな～」
「知ってますけど？それがなにか？？」
「はいはい。」
前を横切り、新しいビールのプルタブをあける。
「一口飲む？」
「俺を寝かす気だなオヌシ…」
「酒弱くないじゃん」
「寝不足、満腹の状態でアルコールのフルコンボはねーわ。
速攻で寝落ちる。」
とか言ってるケド、もう声に覇気はない。
照明を暗くしたら後ろから静かに寝息が聞こえてきた。
「あーァ、眼鏡かけっぱなしじゃんよ」
身体を回転させて奥へ押しやり眼鏡を外す。
パソコンの電源はもう落とした。
「俺も寝よ」
ベッド横の低いカラーボックスの上に携帯を眼鏡といっしょに置いて
布団に潜る。
、
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