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珍しく閉店まで居た大里さんを気にしたのは最初だけで、昼過ぎからは忙しさにかまけて通常通りに気持が落ち着いた。
6時の受付終了も超え閉店は7時。
12時と4時に休憩を挟んでいるとはいえ立ちっぱなしは腰が痛くなる。
「おつかれさまでしたー!」
アルバイトで見習いのリンちゃんがロッカールームに声を掛けに来て、それを全員で
「おー」とか「おつかれー」とかいいながら見送る。
それから戸締りをしてバラバラ帰宅するのだ。
歩き通勤の大里産はリンちゃんを送るついでに先に帰っていた。
電車組みと車組は店前で解散。
「予備鍵の当番は真希か~。明日は寝坊すんなよ!」
「はーい」
そして、俺と真希は自分の車で来ている。
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