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DVD一本分の時間を車内で過し、拓の家に一緒に行った。
合鍵を使ってドアを開けるのを横目に
テンションは「友人」に固定して中に入る。
「たくやー」
「ん、もしかして奥に篭ってンのか?」
「かも。呼んでくるね」
「おー」
その間に買ってきた差し入れをキッチンに置き、奥から聞こえてくる声をBGMにコップを取り出す。
俺は運転もあるからノンアルコール。
でもすでに酒を飲んでる真希はテンションが高いからきっと飲むし、拓にもビール。
「お疲れ。なんだよまだ仕事だった?」
「や、ちょっと確認してただけ。」
「あっそ。あぁビール飲むよな?ってかもう注いじゃったけど」
「え~」
「たっぷり寝ただろ?」
「10時間くらいしか寝貯めしてなーよー?」
(なにいってるんだか。俺と一緒に寝てるンだからゆうに半日は寝こけてるダロ)
とは、いえないから
アルコールの入ったコップを渡す。
「はいはい。それじゃー拓也の仕事終りにカンパーイ」
「カンパーイ」
「わーい!」
コップを打ち鳴らし、飲みながらの雑談とゲーム対戦でヒートアップしていく。
ノートパソコンはベッド横の棚の上で音楽を奏でながらスマホで通信対戦をしていたら
深夜になろうとしているくらいに時間が経っていた。
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