友情と恋愛とエロ

8/16

529人が本棚に入れています
本棚に追加
/415ページ
「私、お風呂いってくるねー」 真希が先にリタイア。 着替えとタオルを持って風呂場に消えるのを見送り、 テーブルを挟んでいた卓也の隣に移動した。 「どした?」 「さっきから気になってんだけど、お前、目ェ赤くない?」 [「そうか?」 近くなった距離。 覗き込むように顔を近づけ額をコツンとくっつけた。 「目ェ真っ赤っか。うさぎみたい」 「…そうか?」 呼吸を感じられる距離。 「うん、そう。」 薄く目を伏せ肌を寄せたら…柔らかなトコロがくっついた 俺は近づいただけ。 触れてきたのは拓也から。 湿っているのに渇いた感触が、重なるたびに馴染む。 鼻の奥にアルコールの匂いがして、 それだけ深く絡まっているのだという、実感。 、
/415ページ

最初のコメントを投稿しよう!

529人が本棚に入れています
本棚に追加