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車を発進させ家に帰る。
20分程度の距離で、俺はなんだか他人事みたいに冷静になった。
心配したってしょーがない。
どうせ俺とは関係の無いことだし。
よく考えてみれば、どっちも俺とのことは誤魔化すはずだ。という自信さえ湧いてきた。
真希は「浮気してます」なんて正直に言う女じゃない。
拓にしたってスキンシップ以上の何かなんてないし、非はない。
だから、俺がウダウダ考える必要も無い―――
って。
恋愛と友情とエロは違うもんな。
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