自覚。

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気持イイけど、苦しくて。 密着する隙間をぬって右手を下肢へと伸ばす。 せめてチャックだけでも… 窮屈な自身を解放してやりたくて蠢く手の甲には硬く反り返るモノがゴリゴリに宛てられ誘惑に勝てず… ソロリと手を翻しスウェットへと侵入させて握りこんだモノは熱くて、硬くて…湿っている。 「ン…ふぁっ」 「こら…、やりすぎだってっ」 グイッと肩を圧され離れた拍子にスライドする腰に手の内のモノが『ニルッ』って滑った。 皮を隔てて、そのまま… 「…ン、ははっ!かーわいいのなお前の」 『仮性』だと気付いて、可愛いくて嬉しさがこみ上げた。 「ほんっとタチ悪い…」 「いいじゃん、俺ももうこんなんだし…なぁ、キスしよう?」 ニヤニヤ覗き込んだ顔は微妙な色合いではあったけど、逃げはしなかった。 、
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