浮気の定義、愛の理論。

3/20

529人が本棚に入れています
本棚に追加
/415ページ
ベッドの端に腰掛け背を向けて煙草を吸う拓也を下から見上げる。 「なぁ、ひとくちちょーだい」 「ん?あぁ、煙草?」 吸いつけからそのまま一吸い煙をフーッと天井に吐いた。 「お前の指、…くっせぇな」 「自分の匂いだろ。俺は俺の触ってねぇもん」 「あーそっかぁ。ははっ超くっせぇのな俺のチ○コ」 「精液なんてこんなもんだろ。カルキの匂いってよくいうけどイカのほうが近いとおもう」 「いえてる。イカってカルキ臭しないのになんでそう云うのかねぇ?」 「さぁ?」 事後の会話はこれでいいのか?ってくらいに日常のどーでもいい途方もない雑談がはじまった。 下半身丸出しなのに。 なんかシュールで笑える。 、
/415ページ

最初のコメントを投稿しよう!

529人が本棚に入れています
本棚に追加