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「あ~…なんか、デジャブ。前もこんな感じだったよな俺ら」
「前って?なんかあったっけか?」
「覚えてねーのかよ。
酒呑んでる時じゃないのに俺がさぁフザケてキスしようっていったら、お前本当にするんだもん。
アレは相当ビビッたね。
なのにお前「え、なんで?」とか言うしっ」
「あ~…そだっけ?
ってか、いつもしてくるからもういいかーってノリで。
お前は酔ってたかもしれないけど俺いつも素面だったし」
「あぁ、お前って酒相当強いもんな~」
「米どころは酒も美味いからな、当然。」
外見は真面目」眼鏡にしか見えないのに
実は日本酒なら一升ツルッと飲めちゃう酒豪はなんだって酔っ払いの悪ノリに付き合ってくれたんだろう。
「お前よくそれで男と毎回キスなんかできたな?」
「まぁ、相手が渉じゃなかったらやってねーかな。」
「え・・・お、おぉ?」
不意打ちにぽかんと口が開く。
(えっと…それはいったいどういう意味で…?)
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