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たっぷりと見つめあい
薄く唇を開きキスが落ちてくるのを待った。
それなのに、期待とは反れて触れるだけの軽い感触が一瞬だけ。
「もっとちゃんとはしてくれねーの?」
「ちゃんと?」
ねだってるのにスルーされるあたり、明らかに優位に立たれてる。面白がられてる。
ちょっとムッとはするものの、
さっきの発言のパンチが効いていて機嫌が悪くなるスイッチはらない。
浮かれて真横の腕に頬をスリっと寄せ手首を軽く噛む。
「またすぐそーやって甘えて。」
「ん。」
さらにベッドが沈み込んでこめかみにキスされる。
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