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「俺は凡人だから、理想なんて単純のもんしかもってねーよ。
結婚は好きな相手としたい、俺のことだけを好きでいてくれる相手と…ってそれだけ。
だから浮気は論外。」
淡々とした口調。
「もしも過去にそういう事をしてしまったとしても「今」からこの先をずっと俺だけだって言うなら、気にしない…とおもう。」
「普通、そういうのって付き合う前におもうことなんじゃね?」
「うん、だよな。
だからマアを許せた時はそうなのかもとおもったりもしたけど、
結局そこまで好きじゃねーのかもなって、最近になって自分でおもった。」
拓也の主張は至極真っ当なものでしかない。
俺も、いままでの女の子と付き合えない理由はそういうものも含めて信用できなかったからだし。
逆に美由のように関係をキッパリ終了させられる女のほうが信用度もグッとあがって
「友人」としての今のほうが以前よりも好きになれてる。
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