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「もうマアの話はいいだろ。それともワザとか?」
「なにそれ?まー彼女の話をするのはKYだとはおもうけど」
「さっきから、俺…お前のこと好きなんだけど、つーのはスルーすんなよ?」
「俺も、好きだ…けど、どうするか?」
見詰め合って一瞬の沈黙。
「キス、する?」
「答えになってない。」
「だって男同士でどうすりゃいいのかわかんねーもん。」
投げ出していた手で拓のシャツを掴んでベッドに引き落す。
腕枕してる風になった頭を抱え込んでオデコに顎をのせてみた。
「拓がマアをどうでもいいっておもったのは、結婚をする相手じゃないって判断しちゃったからで。」
「好きは好きだったんだぞ?」
「わーかってるよ。
でも、俺は男だからそもそも出来るわけでもないし
・・・ってなったらさぁ、好きだけど、付き合うのに意味てあるのかな?」
「あぁ…そう、なるのか。」
「そうとしかならなくないか?」
「だけど、俺はそれでもいいって気持ちではあるんだけどな?
子供が欲しいってわけじゃないし。」
「いや、ムリでしょ。」
拓也の主張はよくわかった。
でも、それだけじゃすまないことも、ありますよね??
「拓はさ、エッチしたら必ず付き合わなきゃいけないってタイプ?」
「…あー、そもそも付き合う前にそういうことをしたことがない。」
「そっか…、俺は、付き合う前にそういうこともしておきたい派なんだけど?」
「へぇ…変わってるな?」
「そうでもないよ。
拓からしたらヘンなだけで、俺には普通だから。」
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