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れみちゃんは同じクラスで、女の子らしくて大人しい娘だった。
色白の肌と少しくせっ毛のあるふわふわした髪が、彼女の繊細さをより引き立てていた。
れみちゃんも、来るといいな。
想いを幼い頃に馳せていたら、あっという間に自宅に到着した。
扉を開けると、夕ご飯の香りが漂ってくる。
ただいま、という前に妹がバタバタと騒がしい音を立てて走りよってくる。
「お兄ちゃん、運命の名前診断してあげる!」
妹はまだ高校生で、最近やたらスマホのアプリかなにか知らないがハマっているらしい。
反抗期がなくて、かわいいといえばかわいいのかも知れないが…。
「お兄ちゃん疲れてるから、飯食ってからでいい?」
「生年月日入れるだけだから、お兄ちゃんはえーっと、何年生まれだっけ?」
俺の言葉を無視して、妹がスマホに数字を入力していく。
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