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【翔side】
彼女をマンションに送って戻った。
「ただいま」
「おかえり―――早くない?」
ニヤニヤしながら、出迎える妹の志保。
「お前こそ、はやいじゃねぇか?」
「そんなん、決まってるじゃない?」
玄関で言い合う2人に中から―――
「志保、いい加減にしてやれよ…」
リビングから出て来たのは、妹の彼氏の修。
あぁ――なるほど…
家に連れて来てたのか…
「お邪魔しています。お兄さん」
「どうも」
2人いるのならちょうどいい。
「明日、帰ってこねぇでいいから、出かけててくれねぇ?」
切り出した俺に『何を企んでるのかしら?』と詰め寄る。
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