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「でも…」
「お前だって言ってるだろ?
お兄ちゃんに"彼女"出来たらいいと…
壊してどうすんだよ…志保。
分かりました。明日は俺の部屋に連れて行きますから…」
不貞腐れている妹に言ってくれて助かった。
「悪いな。飲まないか?」
冷蔵庫からビールを出して渡すと『いただきます』と2人で飲む。
「アイツ、本当に、嬉しいんです。
今日も夕食、いらないと連絡あると、『彼女と会うんだ』と大喜びで…」
「あぁ」
マジで妹のこと大好きなんだと伝わる。
表情がスゲー優しくて…
「よかったです。凄く、あいつ、心配してましたから…」
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