第8章

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「でも…」 「お前だって言ってるだろ? お兄ちゃんに"彼女"出来たらいいと… 壊してどうすんだよ…志保。 分かりました。明日は俺の部屋に連れて行きますから…」 不貞腐れている妹に言ってくれて助かった。 「悪いな。飲まないか?」 冷蔵庫からビールを出して渡すと『いただきます』と2人で飲む。 「アイツ、本当に、嬉しいんです。 今日も夕食、いらないと連絡あると、『彼女と会うんだ』と大喜びで…」 「あぁ」 マジで妹のこと大好きなんだと伝わる。 表情がスゲー優しくて… 「よかったです。凄く、あいつ、心配してましたから…」
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