第10章

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「お断りしましたよね? それに家まで、来るのは困ります。 やめていただきたい。 こちらも、考えますよ… 娘さんを、ストカーとして被害届を…」 「ちょっと待ってくれ…」 ストカーとして届けると言えば、焦ってとめてきた。 「そういうつもりではなくて、直に断ってもらいたくてだな…」 「でも、それを俺は望んでいないし、女にも不安を与えたくないと言ってるんですよ…院長。 会ったこともない女に、想われて気分も悪いし、迷惑なのに、やめていただきたい。」 そこまで言うと『パパ、もういい』と医局に女が入ってきた。 パパと院長を呼んだから、娘なのか。 「幹江」 「もういい、昨日だって、会わせてももらえなかった。それに…」 顔を赤くしているから、“ヤってた”と言いたいんだろう…
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