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「驚いたけど、嬉しいよ。
こんなことなら、お休みもらえばよかった…」
ニコッと微笑んだ。
「足は、問題ないからな」
頭をなでたら『子供扱いされた』とムスッと頬を膨らませた。
それがまた可愛い。
「夜に電話する」
「うん、じゃあね。」
彼女は診察室を出て行った。
「はぁ…」
カルテに治癒と書き込むと次の診察。
午前中の診察を終えて、医局に戻ろうとすると―――
「翔」
まだ、なぜか彼女がいた。
「どうかしたのか?」
「やっぱり、ランチしたくて…」
ニコッと微笑む彼女が愛おしい。
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